ご無沙汰しております。
色々とありまして、1か月ぶりの更新となりました。
さて、今回はアンケート結果と古川氏&雨宮氏の両名がツイッターアカウントを鍵垢化したことについて考えていきたいと思います。
まずはアンケート結果から。
アンケート回答総数218票(重複投票不可)の投票をいただきました。
ご協力いただきありがとうございます。
結果を多順でならべると下記のようになります。
・開発自体を中止して支援者へ返金する45.9% 100票・ピクセル社と和解してピクセル社が開発を最後まで行って完成させる39% 85票・ピクセル社開発済(九割完成)のデータを買い取って代役のプログラマーが完成させる14.2% 31票・現状のまま代役のプログラマーがイチから開発して完成させる0.9% 2票
200件を超える投票をいただきましたが、第1回で645人、第2回で237人のサポーターを集めたクラウドファンディング企画だけに、やや投票が伸びなかった印象はあります。
クラウドファンディングのスタートからもう3年も経過しているため、存在自体を忘れてしまったり、興味を失った支援者もいるのではないでしょうか。
そして3年経過した現在、古川氏が独断で開発状況をふりだしに戻した結果、支援者や関係者、スチームパイロッツの経緯を知る方々の総意がアンケート結果に出ています。
和解案を上回り、開発中止&返金が一番多い結果になり、しかも過半数に近い数字なのは個人的に驚きました(経過途中は過半数を超えていた時もありました)。
最低数の「現状のまま代役のプログラマーがイチから開発して完成させる」に至っては僅か1%にも満たない0.9%で2票。
そしてまた、支援者の殆ど......というよりも、むしろ誰も現状の「代役のプログラマーによる開発を望んでいない」ということが分かりました。
この結果についてもここまで望まれていないのかと驚いた反面、これまでの経緯を知れば納得できる結果のように思えます。
支援者と書いていますが、このアンケート自体、全てが支援者による投票というわけではないのですが、実際に現状を知りたくて『スチームパイロッツ』で検索されたり、ピクセル社からのツイッターのリンクから来られた方が多いかと思いますし、以前の応募の際、実際に多数の支援者の方々からメールを頂いたことから、少なく
ともアンケートの投票者の半数以上は支援者の方々だと考えています。
若干話は変わりまして、ツイッターの方で言及されていますが、クラウドファンディングページでは、キャラクターデザインを担当されたShuzilow.HA氏のキャラクターを未だに掲載しています。
このキャラクターデザインにはピクセル社のディレクションが入っているため、ピクセル社にお金を支払わずに使用することはNGな素材です。
古川氏としてはShuzilow.HA氏には報酬を支払っているから「使用してもOK」という認識かもしれませんが、もしそうだとすればディレクションの重要性を全く理解していないことになります。
そもそも現在、古川氏とピクセル社が未払い訴訟でもめている状況であり、論点の1つとしては契約書がなかったというところだと伺っていますが、Shuzilow.HA氏や國府田マリ子氏とは契約書を交わした上で報酬の取り決め及び支払いが行われていたのでしょうか。
もしそうでないとしたら、ピクセル社にだけ支払いを行わないというのはやはりおかしいと思います。
自分がゲーム会社にいた時も、実際のゲーム製作においてはメールでギャラの取り決めを行っていましたし、メールのログが証拠として有用であるという認識もあったため、私がディレクターとしてやっていた頃、正式に紙で契約書やNDAを交わしたのは1回だけでした。
今回の『スチームパイロッツ』においても、以前のゲーム開発においてピクセル社が古川氏へBGMを発注し、BGMが納品されて特に問題なくゲーム化しており、ビジネスとしての関係性が醸成されている状況であったと考えられます。
その後に今度は逆に古川氏が企画者として『スチームパイロッツ』の開発・ディレクションをピクセル社代表の佐々木氏へ依頼しました。
これまで書いた記事の内容の通り、この時の依頼においては比較的軽い業務依頼であったと佐々木氏は仰っています。
確かに予定イベントに合わせるなら納期もそれほどないですし、まだクラウドファンディングの話も出ていない状況でしたので、この時点で「では具体的な業務内容や工数を試算した上で報酬を決めて契約書を」となることはないでしょう。
しかし、その後から当初の話とは違う方向へ進みだし、ボリュームの増大化、クラウドファンディングでの資金調達へと話がどんどん大きくなっていきました。
佐々木氏が仰るには雨宮天気氏が「クラウドファンディングでの支援金が800万円を超えたら報酬を支払う」というチャットログが残っているとのことです。
1回目のクラウドファンディングは目標金額250万円スタートでしたから、3倍超もの800万円は随分と強気な金額ですが、結果として813万円が集まりました。
クラウドファンディングの支援金は「資金の運用方法」の一番上に「ゲーム制作費(グラフィック・エフェクト・UI制作/演出/プログラム/デバッグ/その他)」とあるので、思いっきりピクセル社の業務範囲になります。
なので、ログの内容が事実なのであれば813万円が集まり、振込まれた時点でピクセル社へ着手金として、本来なら最低でも100万円は支払いがあるべきだったと思います。
ピクセル社は人的リソースを割いて開発業務を行っているのですから、支払う取り決めがあったのであれば支払わなければなりません。
また、この点については結果論になりますが、ピクセル社側もすぐに請求について動くべきだったと個人的に思います。
しかしどちらにしろピクセル社が請求をした時点で、古川氏と雨宮天気氏は弁護士を使って、報酬支払いの拒否と、逆にピクセル社に対して支払いを求める行動をとっていたでしょう。
佐々木氏以外にも、これまで古川氏絡みでのゲーム開発等の仕事を請け負った方々から話を伺いましたが、請求の話をすると雨宮天気氏が非常に険悪になり、取り巻きのメンバーからのファンネル攻撃などで精神的に追い詰める、依頼していた業務内容を突然変更するなど、色々なお話を伺いました。
そして実際に支払いを請求したピクセル社へ対して、古川氏は弁護士を使って意味不明な700万円もの逆請求を行っています。
計2回のクラウドファンディングで約880万円もの大金を得ておきながら1円も払わず、ピクセル社には仕事をさせるだけさせて逆に「700万円払え」は異常としか言えません。
佐々木氏がYoutubeのインタビューでも触れられていましたが、この「700万円払え」については具体的な説明がなく、ピクセル社が古川氏側にどのようにしてそのような損害を与えたのかなどの記載はないそうなのです。
ゲームが完成間近となり、正当な権利として報酬の支払いを求めただけでこの仕打ち(700万円もの逆請求)をしたという事実は非常に悪質であると考えます。
その後、ピクセル社(佐々木氏)を一方的に解任して、出自不明のプログラマーにイチから製作を依頼するという流れになるのですが、流れがメチャクチャです。
佐々木氏が請求した時点で、それに憤慨し、追加素材ぶち込み作業量大幅アップ、解任、700万円請求を企てたのだと思われます。
佐々木氏はゲーム開発データが9割ほど完成したから請求を求めたのです。
これが「予定より大幅に遅れて半分しかデータできていないけど報酬支払ってくれ」という話ならまだ理解できますが、ピクセル社としては正式な契約書を交わしておらず、しかもチャットでの報酬支払の約束さえ雨宮天気氏が守らず1円も払っていない状況で、もし完成したゲームデータを渡したらどういうことになるか危惧するのは当然のことだと理解できます。
もう書いてしまいますが、以前書いた『ももいろアンダーグラウンド』の騒動の件、この件こそが実は「報酬の取り決めを行わずに完成したゲームデータを渡したパターン」なのです。
完成した後にゲーム開発担当者へ相場の1/10程度の金額を手渡してして、はいおしまい。
雨宮天気氏はツイッターで「十分な報酬を支払った」と書いていましたが、ゲーム開発者からしたら「ふざけるな!」と大声を張り上げたくなるところです。
ゲームのジャンルによって差はありますが、ゲーム開発における諸々の工程や打ち合わせにデバッグ調整等々あり、『ももいろアンダーグラウンド』を人日換算で、分かりやすく時給1000円で計算したとしてどんなに安くても200~300万はかかります。
プロジェクトマネジメントの話になりますが、作業を1人が単独で行えば作業効率はあがりますが、複数人に振り分けると人数に応じて効率は下がります。
実際にどれくらいの人数で開発されたのか分からないため、費用の試算については大きなブレがでますが、少なく見積もって上記の金額です。
このことから古川氏と雨宮天気氏がゲーム開発にかかる費用に対してどれほど無知であるか分かりますし、これを深堀するとピクセル社の請求した金額を拒否しようとするのも納得できます。
そしてアンケート以前から返金の声は多くありましたが、この結果からより多く返金の気勢が高まっています。
プロジェクトの進捗報告のコメント欄でも返金の要望や支援金用途について疑問の声が挙がっていますし、当ブログへのメールでも返金についてご意見を頂いています。
返金については、個人での返金が古川氏側に多数要請されるパターンと集団訴訟に発展するパターンが考えられます。
前者は個人が内容証明で返金を請求する必要があり、内容証明を出すだけで2000円ほど費用がかかります。
なお、大幅な延期や進捗報告を怠っている点、さらに支援金の用途を公開拒否等の不誠実な対応が続いていることから、弁護士を雇わずに訴訟で争っても勝てると思います。
訴訟費用は100万円以下なので1000円かかりまうが、これは訴訟に勝った場合はこの費用は請求可能です(事前に記載が必要)。
和解での返金だと相手側と相談の上での取り決めになります。
なので、内容証明や訴訟の手間を考えると、3000円コースの支援者の方は返金は割に合わないと言えるでしょう。
後者の集団訴訟となれば以前から手段の一つとして挙げていたリーガルファンディングでの裁判費用調達が現実的になります。
また、クラウドファンディングの失敗例となればMakuake側も黙っていないでしょう。
ピクセル社へ支払いを行って未払い問題を解決して、ゲームを世に出すべきことが最優先だと再三このブログに書いてきましたが、ピクセル社との訴訟の展開を考慮するともう難しい状況なのかもしれません。
当然古川氏や雨宮天気氏もこのブログをご覧かと思いますので、今回のアンケート結果を考慮して、自身のとった行動の危うさに気づいていただきたいと思います。
鍵垢化については意外の一言で、何かオープンに知られたくない情報を書いていたのかと考えてしまいます。
音楽アーティストとして、個人事業として音楽制作などを行うにあたって鍵垢化するメリットはあるのでしょうか。
裏垢なら分かりますが、本垢の鍵化は誰から見ても得にならないことなので、今後の訴訟に向けた行動なのか気になるところです。
今回は以上です。
今年1年ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
今回は以上です。
今年1年ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。